自動二輪の運転の仕方

自動二輪(バイク)の運転方法について紹介します。車と違ってあまり接する機会がない人にはよくわからないかもしれませんが、画像で紹介していきたいと思います。

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自動二輪の運転の仕方

Last update 2012/10/02 02:05

 

 

自動二輪(バイク)の運転の仕方について画像で紹介したいと思います。
私もそうでしたが、普通自動車免許は持っていて原付は運転したことがあっても、マニュアルのバイクは乗ったことがない。とか、ギア付きと言われてもどう運転するのかさっぱりわからない。という人でも教習所に通えば1から教えてくれます。
が、今回は私のように全くバイクに関して知識がなく、これから教習所に通おうと思っている人のために、写真でバイクの運転の仕方を紹介したいと思います。
全くマニュアルのバイクを乗ったことがない人だと、ほとんどの人が1~2時間教習時間を追加される可能性が高いです(私もそうでした)。
特に小型自動二輪の場合、最短で10時間程度で卒業できるのですが、私の場合は第一段階で1時間多く授業を受けさせられました。
1時間あたりの授業料は3000円ちょいなので、実際には少しでも安くしたいところです。
指導員の判断ではんこを押してくれたり押してくれなかったり(車ほどではありませんが)。
最初の授業のときにマニュアルバイクに乗ったことがあるか聞かれるのですが、多少の知識があったほうが指導員も教えやすく、また知識や技術が身につく速度も違うでしょうから、簡単にバイクの運転の仕方を紹介しておきます。
このページに乗っている知識と、次に紹介する自動二輪の発進と停止を参考にしてから教習所に通うと、バイクに慣れるのも早くなると思います。

左ハンドル

左ハンドル車のマニュアル車を運転した人ならわかると思うんですけれど、クラッチというと足で操作する感覚があると思います。
が、バイクでは左ハンドルにあるクラッチレバーで操作します。
まず初心者がぶつかる壁が、このクラッチとギアの操作です。
私の場合もそうでしたが、最初は半クラ(ギアがつながるかつながらないかの位置で操作すること)がなかなかできなくて、急発進、急ブレーキがかかりぎこちない走りでした。
なので、まずはこのクラッチ操作に慣れる必要があります。
マニュアルの普通自動車免許を持っている人であれば、慣れるのもはやいと思いますが、車のクラッチ操作とは全く別のものと思っておいておいたほうがいいです。
私は普段トラックを運転していて、車のマニュアル車の運転は慣れていたのでバイクも足が手に代わっただけ。と甘く見てたのですが、全然違います。
例えて言うなら、手でキーボードを打っているところを足で打つ感覚。
各キーがどこにあるかわかっていても、手と足ではやはり感覚が違います。
なのでなるべくはやくクラッチ操作に慣れる必要があります。

クラッチはぎゅっと握るとクラッチを切った状態。
ギアをローに入れ、ゆっくりクラッチを握っている手を緩めていくと、ギアがつながりバイクが動き出そうとする位置が見つかるはずです。
この位置を覚えておき、発信するときはあまり意識しなくてもこの位置がどこいらへんかを瞬時に判断できるように慣れる必要があります。
とは言っても実際にバイクに乗ってみないとわからないでしょうから、とりあえずは教習所に通うまでは左手でクラッチを操作するということを覚えるようにしておいてください。

左ハンドルには他にクラクションとチョークがあります。
チョークは冬場などエンジンがかかりにくい場合や、かかっても暖まるまではすぐ停止してしまうことがあるので、チョークで濃い混合気を送ることによってエンジンが止まりにくくする装置です。

それ以外にウインカーも左側にあります。
ウインカーについては原付と同じ。左折するときはレバーを左に。右折するときは右に押すとウインカーが点滅します。
点滅したウインカーは車と違いハンドルを戻しても自動で消えることはないので、中央で押してやると消すことができます。
教習所や試験ではウインカーの操作も減点ポイントの1つなので、やはり早めに慣れるかどうかがポイントになってきます。
たいていウインカーのミスは、ウインカーの出し忘れや出したあとの消し忘れです。
最初にスタートするときも、スタートしたらすぐにウインカーを消し、交差点を曲がったあとなどもすぐ消すように心がけてください。
必要以上につけっぱなしだと5点減点など、すぐに減点されてしまいます。

右ハンドル

右ハンドル右側のハンドルは、原付とほとんど同じ。
左はクラッチレバーでしたが、右は前輪のブレーキです。

右には他にもスタータースイッチと呼ばれるエンジンを指導させるスイッチがあります。セルスイッチとも呼ばれ、セルを回すスイッチになります。
車と同じでバッテリーが上がるとスタータースイッチを押してもセルが回らなくなりますが、キックスターターと呼ばれるキックペダルを足で押すことによってエンジンを始動させることもできます。
なお、カブ=キックスターターと思っている人も多いみたいですが、スーパーカブ110ではスタータースイッチが付いているので、足でキックしなくてもボタンひとつでエンジンを始動させることができます。

右ハンドルはグリップ自体がアクセルになっていて、手前に回転させるとエンジンの回転数が上がっていきます。
原付と違い、マニュアルはギアを操作によって変更する必要があるので、ギアをチェンジするときにアクセルを戻す必要があります。

ハンドル中央部

キーとメーターハンドルの中央部には、イグニッションキーを差し込む穴があります。
基本的には原付バイクと仕組みは同じ。
ハンドルを左に切った状態でキーを左に回すと、ハンドルロックがかかります。
右に回すと、オンになりスターターでエンジンを始動させることができます。
マニュアル車の場合はエンジンを始動させたときにニュートラルでないと、発進してしまう可能性があるので、クラッチを切ってエンジンを始動させるのが一般的です。

写真ではわかりにくいというかわからないかもしれませんが、ニュートラルの場合メーターのどこかにグリーンの明かりがついてニュートラル状態ということを知らせてくれます。
教習所や試験場では、バイクから降りるときはニュートラルにすること。
逆に発進するときはローギアに入れることを忘れないようにしてください。

左ペダル

左ステップこちらは左足側。
左足を乗せるステップがあり、左足の土踏まずあたりをここに乗せます。
ちょうどつま先あたりにギアペダルがあります。
ギアは車と違い、つま先で下に押すとシフトダウンしていき、つま先で持ち上げるように操作するとシフトアップしていきます。
一番下に下げるとローギアになりますが、セカンドとローギアの間にニュートラルがあり、ローギアの状態から軽く上に持ち上げるとニュートラルに入ります。
強く(というか普通の力で)持ち上げると、ニュートラルを飛び越してセカンドに入るようになります。

逆にセカンドから軽い力で押すとニュートラルに入りますが、普通の力で下に押すとセカンドからローに入ります。
バイク初心者の最初の壁がこのギアの操作です。が、これも第一段階が終わる頃には慣れてくると思います。
車と違い車体が軽いこともあって、あまりエンストはしにくいです。
ただ、普通自動二輪以上のクラスだと坂道発進のときにエンストする人が多く(私が卒業検定を受けた時も、殆どの人がエンストしていました)、またバイクによってはセカンドが硬くてなかなか入らないというようなくせがあるようです。
私は小型自動二輪だったので、エンストはほぼゼロ。
このギアの操作も実際にバイクに乗ってみないとわからないと思うので、練習は出来ませんがまぁ自転車でなんちゃって操作程度はできるので、自転車で練習するのもいいかも。
もしくは普通免許を持っているのであれば、50ccのマニュアル車で練習するってのもありかもしれません。

右ペダル

右ステップこちらが右足側。
右足側にも足を乗せるステップがあります。
で、原付バイクと違うのが右足には後輪用のブレーキがあるという点。
慣れないうちはどうしても停止や減速の際、右手の前輪ブレーキだけで止まってしまいがちですが、急制動(30~40キロまで速度を出して、ラインを超えたら急停止する)をする場合、前輪ブレーキだけだと停止距離をオーバーしてしまうので、普段から後輪ブレーキも同時に使うような癖をつけるようにしておいてください。
また、停止する際や一本橋でふらつく場合、後輪ブレーキで速度を調節したほうがふらつきを抑えることができます。

まとめ

原付には乗ったことがあるけれど、マニュアルのバイクは乗ったことがない・・・。
なんて人でも数時間授業を受ければ、なんとな~く乗れるようになってしまいます。
授業を受けていると、今日が初日という生徒に何度か出くわしますが、たまに最初から運転が上手い人がいますが、ほとんどの人が最初はエンストしたりウインカーの出し忘れは当たり前。
私のように40を過ぎて免許を取得しようなんていう人もわりといます。

で、卒業検定以外は授業もヌルヌルです。ヌルヌルというのは、結構ぬるいです。
第一段階、第二段階を経て卒業検定があるわけですが、第一段階と第二段階の最後に試験というか見極めという軽いテストがあるのですが、試験ってほどでもないので多少のミスがあっても通過できちゃいます。
私の場合も第一段階の見極めは、一本橋で脱輪してしまいましたが(卒業検定では脱輪した時点で試験終了)、指導員に「もう一度チャレンジしてみますか?」なんて感じで見極め失格。なんてこともなかったし。

小型自動二輪であればだいたい10時間ぐらい。
普通自動二輪の場合は17時間ぐらい。
私の場合は小型自動二輪で、第一段階を1時間オーバーし、卒業検定を1度落ちましたが週1~2回の通学で1ヶ月半ぐらいで取得できてしまいました。
今となってはいい思い出となっていますが、通っている当時は不安だらけでした。
今、スーパーカブ110で通勤していますが、通勤は快適そのもの。
家に到着したあともなんだかあと数十キロぐらい走っていたいな。なんて気持ちになるぐらい。
しかも燃料費は車の時に比べて数分の1。
初期投資としてバイクの本体価格も含めると結構かかってしまいますが、数年先の長いスパンで見ると元が取れると思います。

今回紹介したバイクの運転の仕方を踏まえ、次回はバイクの乗り方から発進。そして停止から降りるまでを紹介したいと思います。

 

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