小型自動二輪と免許取得

小型自動二輪とは、第二種原動機付自転車とも呼ばれ50~125ccのバイクが該当します。小型自動二輪を運転するには、普通自動二輪免許(小型限定)が必要になります。

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小型自動二輪と免許取得

Last update 2012/10/02 01:58

 

 

私の会社は交通費がでないんですけれど、片道約10キロほど。エコ運転を心がけているため、ポンコツの軽自動車にもかかわらず、リッター12~14キロ。
1ヶ月の燃料代は約6000円ほどになります。
2011年の東北関東大震災の時に燃料を入れることができなくて非常に困ったのと、震災時に大渋滞してしまい、会社に到着するのに2時間ぐらいかかってしまうので、いつか来るであろう関東直撃の震災を考慮して、車に変わる移動手段を検討することにしました。

車に代わる移動手段

自転車・電気自転車

心臓破りの坂があるのと、通勤時間に1時間ぐらいかかってしまうので、自転車という選択は抜かしました。
電気自転車も考えたんですけれど、通勤時間の問題は解決されないし、往復20キロで坂が多いとなると、途中で電池が切れる可能性もあるので、電気自転車の候補も外しました。
それに電気自転車は燃料費が安いものの、本体価格が原付バイク並で、バッテリーの寿命とコストを考えると、それほど金銭的にお得ではないし。

原付

で、原付バイクも考えましたが、通勤に使っている道路の大半が国道で、夜間ということもあって車がスピードを出すので非常に危険なのと、原付だと最高速度が30キロに規制されているので、スピード違反で捕まる可能性も出てくるので、これも候補から外しました。

電動バイク

それ以外に電動バイクなども考えましたが、原付と同じ危険をはらんでいるのと、金銭的に負担が多いので、やはり候補から外しました。

50cc超のバイク

これらの問題を解決した移動手段となると、50cc超のバイクしかありません。
とは言っても私は4輪の免許しかないので、新たに免許を取得しないといけないという問題が出てきました。
結局のところ、「普通自動二輪 (小型限定)」の免許を取得したのですが、この時の模様も当サイトで公開していく予定なので、これからバイクの免許をとりたい!なんていう人は参考にしてみてください。

普通自動二輪免許 小型限定を取得

小型自動二輪のメリット

色々調べてみると、近所の教習所で小型限定の二輪免許が約7万円ほどで取得できるらしいことがわかりました。
小型AT自動二輪は、6万5000円ぐらい。
小型AT車でもよかったんですけれど、どうせなら燃費の良いスーパーカブが乗れるマニュアルの小型自動二輪の免許を教習所で取ることに決めました。

普通自動二輪の教習代が8万円ぐらいだったので、どうせなら普通自動二輪でもよかったんですけれど、教習時間が小型は10時間程度なのに対して、普通自動二輪は最短で17時間。
それに私はバイクには全く興味がなかったし、大きなバイクに乗りたいという欲求もない。
教習所代も若干安く、教習時間も短く私にとってうってつけだったのが小型自動二輪の免許取得でした。

スーパーカブ110の燃費

スーパーカブ110
新聞配達のドライバーが使用している50ccのカブは、燃費がいいことで知られています。
ホンダのカタログによると、だいたい1リッターあたり110キロほど走れるようです。
実質的な数値だと、1リッターあたり60キロぐらいらしいです。
50ccのスクーターがだいたいリッター30キロ程度なので、倍の燃費ですね。
ただ、スーパーカブ110だとホンダのカタログ値だと60キロぐらい。
実質的には40~50キロってとこらしい。
それでも50cc超のカテゴリーの中ではダントツの燃費の良さ。

税金が安い

小型自動二輪の税金(軽自動車税)は、50~90ccで1,200円。
90~125ccで、1600円と非常に安いです。
車検も必要なく、自賠責も非常に安く済ませることができます。

ファミリーバイク特約が適用される

原付に載っていたときはあまり意識していませんでしたが、速度が出せるようになった分、事故の加害者になる可能性もあります。
そこで自賠責以外に、民間の保険の見積もりをしてみました。

バイク単体の加入だと2万円前後
すると、だいたい新規に加入すると2万円前後かかってしまうことがわかりました。
ところが、125cc以下のバイクの場合、自動車の保険に加入しているとオプションで「ファミリーバイク特約」をつけることができ、保険を安くすることができるらしいのです。
実際にスーパーカブ110を購入して現在、通勤と買い物等に利用しているんですけれど、こりゃあちょっと油断すると事故起こしそうだし、車と違ってむき出しなので事故の被害も甚大になりそうだな。と感じました。
特に夜間は視界も悪く、カブのヘッドライトだと車と違って視界が狭く、事故の確率は車よりはるかに高そうだと感じました。

ファミリーバイク特約
ファミリーバイク特約には、「人身傷害」の有り無しが選べます。
人身傷害って何かな・・・と思ったら、

人身傷害ありとなしの違い
事故を起こした時の自分自身の怪我の治療費が出るかでないか。の違いらしい。

人身傷害なしの場合3970円
人身傷害なしにすると、追加でかかる保険料は3,970円。

人身傷害ありの場合13370円
人身傷害ありの場合、グッと上がって13,370円。
う~ん、なやむ!先ほども書きましたが、バイクはむき出しの状態で運転するので、自分自身の怪我が一番大きくなりそう。

一応、念には念を入れて「人身傷害付き」で加入しました。

どれくらい得か

さて、小型自動二輪(スーパーカブ110)だと、トータルコストも含めどれくらいお得になってくるんでしょう?
私はすでに現段階で、小型自動二輪の免許も取得し、スーパーカブ110も購入。
新車で購入したのと、卒業検定を1回不合格になってしまったので、免許取得に10万円程度。
カブの購入費や税金、保険料に30万ぐらい。
トータルで40万円程かかりました。

普段通勤に車を使用しているのですが、エコ運転を心がけているせいもあって、平成7年度の車にもかかわらず、リッター13キロぐらいを達成しています。
エコ運転を心がける前は、リッター10キロぐらいだったので30%の燃費向上です。
で、1ヶ月の燃料費が大体6,000円ぐらい。
私の会社は交通費がでないので、6,000円がまるまる自己負担になります。
年間で約7万2000円ほど。

スーパーカブの実質的な燃費は、色々なサイトで公開されているデータの平均を見てみると、大体40キロぐらい。
今の車の燃費の約3倍といったところ。
ところが私が実際に測定したところ、なんとリッター60km前後という結果になりました!
参照:スーパーカブ110の燃費
つまり、月々の燃料費が1,000円(1リットル130円の場合)で済む計算になります。
1年間で1万2000円。
差額は6万円。
だいたい、6年半ぐらい乗り続ければ、元が取れる計算になります。

私は家族がいるのと、雨の日は車通勤をしたいので、車はそのまま乗り続けようと思っているんですが、もし、車が必要ないのであれば、処分してしまえばガソリン代だけでなく、自動車保険と税金分を加えると、もっと短期間で元がとれるかもしれません。

元が取れる以上のこと

6年半でようやく元が取れるのか~。長いなぁ。
なんて思うかもしれませんが、プリウスなど燃費がいいから。という理由で買い換えた場合、元がとれるには40年近く乗り続けないといけません。
それを考えると、6年半というスパンは非常に短いことがわかります。
また私は投資もしているのですが、6年半で元が取れる投資はなかなかありません。

実際にバイクに乗ってみて、それまで全くバイクには興味がなかったのですが、風を切って走る気持ちよさがわかりました。
車と違って手軽に乗れるため、出不精だった私も、ちょくちょく外へ出かけるようになりました。

月々の燃料費が安くなるだけでなく、今回普段かかっている料金を一気に見なおすことにしました。
その一つが携帯のパケット代。
今までは携帯電話と家のインターネット代などに2万円近くかかっていましたが、これを1万5000円程度におさえようと。
そういったもろもろの節約で、月あたり9000円ぐらい節約できることがわかりました。
銀行に100万円預けていても、一ヶ月につく利子が5円程度しかならないことと比べると、月々9,000円の節約がいかに大きいかがわかります。
残り20年間会社勤めをすると仮定すると、20年間で200万近く節約できる計算になります。
これは逆に言うと、何もしなくても200万貯まるのと同じ事になります。

40代からのバイクの免許取得

このサイトでは、私のように40を超えてから自動二輪の免許を取得する人のための手ほどきになればと思い、私が教習所で経験した授業の様子、感想、免許取得までの手続き等を紹介していきたいと思います。
ちなみに普通自動車の免許を取得している場合は、学科の受験はありませんので、学科の勉強は必要ありません。

 

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