自動二輪の発進と停止
Last update 2012/10/02 02:07
教習所や技能試験でつまらない減点をなくすためのポイントとして、バイクに乗るまでの手順から出発するまで。そして、停止してからバイクを降りるまでが重要になってきます。
車ほどチェックは厳しくありませんが、正しい手順で発進しないと5点10点減点されてしまうので気をつけないといけません。
今回は、バイクに乗って出発するまでと停止してからバイクを降りるまでを画像で紹介したいと思います。
バイクに乗って出発するまでの手順
教習所でも試験場でもバイクはサイドスタンドで止めてあり、ギアはニュートラルに入っています。
またハンドルは左に切ってある(ロックはして有りません)ので、まずはバイクの左側に立ち、ハンドルをまっすぐにすると同時に車体も地面に対して垂直になるように傾けます。
車体をまっすぐにしたらサイドスタンドを足で蹴って倒します。
バイクにまたがる前にかならず後方を確認します。
バイクで気をつけなければならない点として、後方からの追突防止が第一なんだそうです。
そのためバイクにまたがる前にかならず1度、後方を確認します。
バイクにまたがったらエンジンを掛ける前に左右のミラーを調節します。
仮にミラーがちょうどいい角度であっても、ミラーに触れるなどして指導員や試験官にアピールしてください。
ミラーの調節時、右ハンドルのブレーキを離すことになるので必ず右足で後輪ブレーキをかけておくこと。(バイクが動かないように)
イグニッションキーを右にひねり、右ハンドルの付け根にあるスタータースイッチを押してエンジンをかけます。
詳細は自動二輪の運転の仕方を参考にしてください。
ギアをローに入れます。
ギアはニュートラルに入っているので、必ず出発前にローに入れること。
意外と忘れてしまうミスです。
またこの時は右足を地面につけてもいいのですが、以後、急制動からのスタート以外では右足は地面に付けないこと。
つまり、信号や交差点、坂道発進などの停止前に必ずギアはローにいておく必要があります。
右ウインカーを点滅させます。
この時のスタートは、道端に停止しているという状況からの出発なので、出発前に右ウインカーを出します。
ウインカーは出発したらすぐに消すこと。
後方を確認します。
ゆっくりクラッチをゆるめアクセルをふかしていき、出発します。
この手順を踏まないと、出発した時点で10点20点などの減点になってしまうので注意してください。
停止からバイクを降りるまで
コースを一巡し、スタート地点に立っているポールに前輪を合わせるように停止します。
停止したらギアをニュートラルに入れます。
キーを左に回し、エンジンを止めます。
後方を確認します。
バイクから降り、サイドスタンドを立てます。
必ずハンドルは左に切っておきます。
まとめ
教習所で技能授業を受け始めた頃は、この手順通りにスタートできなくて毎回毎回同じ所を注意されていたのを覚えています。
授業を受けているときは出発の手順などはそれほど重要じゃないと思っていたので、軽く見ていたので覚える気などなかったんだと思います。
が、卒業検定や運転試験場で技能試験を受ける場合は、ここできちんと正しい出発ができるかどうかで試験の合否が別れてしまいます。
まだ教習所に通う前の人は、この程度ならば自転車でも練習できるので無意識にこの手順で操作できるように練習しておくといいと思います。
私の場合は数字と組み合わせて覚えるようにしていました。
1.ハンドルをまっすぐにする
2.サイドスタンドをたてる
3.後方を確認してまたがる
4.左右のミラーを調節する
5.キーを回す
6.スターターを押す
7.ギアをローに入れる
8.右ウインカーを出す
9.後方を確認する
10.出発する
■色の項目は忘れがちな部分です。
頭の中で数を数えながら練習すると、本番でもきちんと出来るでしょう。
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2012/10/02 02:07 | | |