仮免技能試験のポイント

仮免許の技能試験に受かるためのコツや注意点を紹介します。仮免の減点項目はいろいろ言われていますが、すべて覚える必要はありません。

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仮免技能試験のポイント

Last update 2011/06/21 05:35

 

 

普通一種自動車免許にしろ、中型、大型自動車免許にしろ、直接試験場で受ける場合には、4つの試験に合格しなければなりません。

1.仮免学科試験に合格する
2.仮免技能試験に合格する
3.免許学科試験に合格する
4.路上試験に合格する

こんな感じですね。
この4つの中でも最も難易度が高いのが仮免技能試験といわれています。
俗にいう10回受けても受かるかどうか。というのはこの仮免技能試験を指します。

仮免技能試験

仮免技能試験は難しいか

難しいか簡単かでいうと、難しいです。
どんなベテランの運転手でも一回で受かるのは難しいでしょう。
ただし、受かるためのコツを知っているか、また、それが出来るかどうかで場合によっては1回で受かるかもしれません。
逆に、それを知らないと運転がうまくても、何回受けても合格しません。

ただし、頭ではわかっていても体がついてこない場合がほとんどで、コツを知っているだけではなく体が自然に試験用の動きが出来るようになっていないといけません。

ここで落ちる

仮免技能試験で減点されるポイントは、以下の2つが圧倒的に高いです。

  • 左折するときに路肩から離れすぎている
  • 車線変更・右左折時の安全確認

この二つ、特に試験対策を何度行っても、この左折時に減点されてしまう人がほとんどです。
私も、最後の最後までうまくできませんでした。

左折の仕方

左折は、右折と違って減点ポイントなので注意が必要です。
また、上にあげた「左折するときに路肩から離れすぎている」と「車線変更・右左折時の安全確認」の2つの減点ポイントががっつり入っているので、最重要項目です。
左折をマスターすれば、合格は決まったと思って間違いないぐらい。

ではまず、左折する場合の手順から。

  • 左折交差点の手前50mあたりになったら、室内ミラーで後方確認
  • 即、左ウインカーを出す
  • 3秒後、左後方目視
    ※ このときに必ずハンドルは切らないこと
  • 目視が完了し、前方を向いたら路肩から50~100cm程度の位置まで寄る
  • 左折する直前には、5~10km/hまで速度を落とす
  • ハンドルを切る前に、もう一度左後方を目視
  • 路肩から50~80cmをキープするように左折
    ※ このときアクセルから足を離す

たぶん、教習所や教官から左折の仕方を習うと、交差点の手前30mには道路の左側に寄って・・・というようなことを必ず言われるはずですし、教本にも載っているはずです。
ところが、30mがどれくらいなのか、また試験中は頭が真っ白になってるので、そういわれても余計こんがらがるだけです。
これはもう、体に覚え込ませるしかありません。
このときの一連の動きは、別ページで詳しく取り上げたいと思いますが、とにかく左折だけでほとんどの人が減点されることを覚えておいてください。

減点ポイント

他の減点ポイントとしては、

  • 一時停止場所では、車の先端が停止線に重ならないように止まる
  • 優先道路に出るときは、絶対他の優先道路を走っている車輌の進行を邪魔しない
  • 見通しの悪い交差点では、一時停止しなくてかまわないが、最徐行で大げさに左右の確認
  • 踏切では、窓を全開して大げさに安全確認
  • 坂道発進では、停止してから5秒以内で発進すること

言葉で言うのはやさしいですが、いざやるとなると難しい難しい。(笑)
まぁ、最初から出来る人はほぼ皆無でしょう。私も6時間練習して、ようやくできるようになったぐらいで・・・。

コースを覚える

それから、コースを覚えるのも必須項目です。
一発試験用の掲示板や体験談を見ていると、たまにコースを覚えなくても受かったんじゃないか。みたいなことが書かれていることもありますが、コースを覚えていれば、合格する確率は50%程度まで跳ね上がります。
なぜか。
免許を持っている人を教習所で走らせると、まるで免許を持っていない人のように運転がぎこちなくなります。
というのも、次にどこを曲がればいいのか・・・がわからないから、教官の機嫌をうかがうような走りになるからです。
それに、たとえば、踏切を渡ったあとに右折する場合を考えてみましょう。
踏切で一時停止して、窓を開けて安全確認をして出発したら、踏切を渡っている時点で右にウインカーを出し、右後方確認をしなければなりません。
ところが、コースを知らなければ踏切を渡りきってからこうした行動を起こすため、必然的に急ハンドルやふらつきになりがちです。
さらに、実際に試験を受けてみるとわかるんですが、仮免の技能試験は試験官がコースを案内してくれます。
ところが、

・番号で曲がり角を指定するため、どこを曲がるかが把握しにくい
・試験官はしょっちゅう間違える
・言い忘れたり、言い遅れたりすることも日常茶飯事

なんです。
私はコースを覚えてから試験にあたったのですが、一応、試験官の指示でコースを走りました。
ところが、どうも時々指示が遅れたり、まちがってたりがしょっちゅう。
なので、私の場合自分から
「この先は、右ですか?」
というように、自分からいくつか聞いたりしました。

二俣川の仮免のコース
二俣川試験場の場内コースの踏切は、通過後突き当たりになっていて、左右どちらかに曲がらなければならないのですが、曲がったあとすぐに優先道路にぶつかります。
(※ 上の画像参照)
この優先道路を左折するわけですが、この時点でもう左に寄っていなくてはなりません。
さらにその優先道路を左折したあと、見通しの悪い交差点を右折するときは、距離があまり無いため優先道路に入った時点で、中央線に寄っている必要があります。

実際には、試験官に指示されてから「進路変更」→「右左折」という手順を踏んでもいいのですが、すでにコース自体が頭に入っていないと、パニックになるのは必然。
なるべく、いや、確実に仮免技能試験を合格するためには、コースをたたき込んでおくことが必須になってきます。

さて、当サイトでは、左折や右折、進路変更や坂道発進等々受かるためのコツを載せていこうと思いますが、試験場で受ける人はほとんどがこうした練習もなしにいきなりチャレンジする人ばかりです。
なので、難しい難しいと言われている飛び込み試験も、ポイントさえ押さえて、あとは体が自然に動くようになれば、それほど難しくはないと言うことがわかると思います。

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