仮免技能試験対策 乗り込む前から出発まで

普通自動車免許試験において、最も難易度が高いと言われている試験場で実施されている仮免技能試験のポイントをまとめておきます。

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仮免技能試験対策 乗り込む前から出発まで

Last update 2010/05/12 05:21

 

 

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多くの人は、自動車免許を取得するのに指定校や公認校と呼ばれる教習所に通って、指定された授業に出席し、最終的に都道府県にある試験場で学科試験を受けて・・・という手順を経ると思うのですが、中にはお金がない・時間がない・人と同じはごめんだ等々の理由で、教習所に通わず直接試験を受けてる人もいるでしょう。
初めて免許を取得しようとしている人はもとより、中には何らかの理由により免許を取り消されたりして、改めて0から出発する人も多くいますから、あながち少ない数ではありません。
特に大型免許は、1日の受験者数が神奈川だけでも数十人から100人近くになります。
普通自動車にしても、神奈川で1日10~20人程が受けていますから、1年間に換算すると非常に多くの方がこの難易度の高い試験場での技能試験を受けていることになります。
実際には、1回で合格することはほぼ奇跡的に近いので、1日に初めて受験する受験生はそれほど多くはないわけですが。

試験場で実施される技能試験

さて、技能試験は仮免用の試験路上試験の二つに分かれます。
2007年6月1日までは、大型一種免許に関しては路上試験が存在しなかったんですけれど、2007年6月2日の法改正により路上試験が義務づけられました。
路上試験は、仮免と違い、実際の路上を走るわけですが難易度としては仮免の方が圧倒的に難しいです。
私も受験したことはありますが、私のように1日300キロ近く走っていた運送業界に長くいた人でも、非常に難易度が高いです。
ここでは、仮免技能試験に合格するための秘訣をまとめておきます。
細かいアドバイスやポイント等は、この一発免許試験にページごとにまとめておくので参考にしてください。
ちなみに私は、2回で合格しました。
というか、たぶん1回で合格できたと思います。

一発免許試験攻略法について

教習所の教官には教えられないようなポイントまで載せていきたいと思います。
なお、当サイトでは最も技能試験の採点が厳しいと言われている神奈川(二俣川試験場)を中心とした内容になります。
おそらく、この厳しい神奈川の技能試験のポイントを完全に理解できれば、他県では簡単に合格できると思います(もちろん保証はしませんが・・・)。

仮免技能試験 最低ここをチェック

乗り込んでから出発するまで

よく、教官や色々なサイト等では、「乗り込む前に、自動車の前後にまわり車体の下や、まわりを確認し・・・」というようなことを目に(耳に?)します。
基本的には、自動車に乗り込む前に車体の前と後、そして下に子供や障害物がないか確認することになっています。
が、実際は、試験の採点にはほとんど関係ありません。
昔は、これらもチェック項目だったようですし、実際にチェック項目になっているらしいんですが、この確認をおこなったからといって減点にはならないでしょう。

試験の時は受験生だけでなく、次の受験生も後部座席に乗ります。
車体には試験官も含め3人が乗ることになります。
試験が終わったら、後部座席の受験生が運転席に乗り込むことになるのですが、この間、試験官は次の受験生の書類をバインダーに挟んだり、書類が間違っていないか確認する作業をしているので、受験生が安全確認をしているかほとんどチェックしていません。
また、実際に受験生を見ていると確認している人はほとんどいません。

もちろん、やったからといって減点になることはありません。
もし、試験官が乗り込む前からこちらの動きを観察している場合は、一通りの安全確認をしておいた方がいいかもしれません。
まぁ、神奈川に関してはほとんどチェックしていないので神経質になることはありません。

乗り込み前の安全確認

一応、安全確認についてチェックの仕方を載せておきます。

まず、運転席に近づく場合は、車体の後部から回ってくるようにします。
運転席のドアを過ぎたら、車体の前に回り障害物がないかチェック。
運転席のドアに戻り、ドアノブに手をかけたら前後ろを一回確認し、ドアを開け運転席に座ります。
ドアを閉じるときは、10cm程手前で一度とめ、隙間から後部を確認してから閉めます。

この10cm手前でとめる・・・というのも神奈川では採点基準には含まれないようです。私も、しませんでしたし。(笑)
まぁ、この程度やっといて損はないでしょう。

エンジンをかけるまで

エンジンをかけるまでも、一通りの手順がありますが、この手順もそれほど厳しくないようですが、潤滑に進めることは試験官の印象をよくするためにも必須になります。
たいていの受験生は、エンジンをかけるまで時間がかかって、後ろから見ていても「大丈夫なんか?」という印象を受けてしまいます。
採点には関係ないとはいえ、以下のように進めるとスムーズにいきます。

ドアを閉めたら、試験場から渡された札(というかプレート)を試験官に渡します。
試験官が「お名前は?」と言うことを聞いてくるので、フルネームと生まれた年を答えます。
答えたあとはエンジンをかける準備をしてしまってかまいません。

1.運転席の椅子の調整をします。
2.ルームミラーの調節をします。
3.シートベルトをします。
4.AT車であれば、パーキングに入っていることを確認。
MT車であれば、ニュートラルであることを確認します。
5.サイドブレーキがきちんと引いてあるか確認します。
6.ブレーキを踏みます。
7.キーを回しエンジンをかけます。

ここで大事なことは、ルームミラーの確認・シートベルトをする前に椅子の調節をすることです。
シートベルトしたら、ちょっときつかったので、椅子の調整を再度した・・・なんて場合、せっかくあわせたルームミラーの位置もずれてしまうはずです。
シートベルトをしたら、椅子の調整はしないように始めにきっちり調節しておきます。
また、パーキングとニュートラル、そしてサイドブレーキの確認はきちんとしてください。
一応、採点基準にはなっていませんが、前の受験生が誤ったギアに入れてしまっている可能性もあります。
エンジンをかけた瞬間バックした・・・なんて場合、その時点で試験は中止になってしまうので、必ずギアとサイドブレーキは確認してください。

出発する時のポイント

出発する時点から採点は始まります。
以下は必ず実行してください。

1.試験官が「じゃぁ、出発してください」と合図をしてきます。
2.左斜め後ろ、右斜め後ろを目視し、右のウインカーを出します
3.アクセルを踏む前に、もう一度右斜め後ろを確認し、左右を確認します。
4.30m程走り出したらウインカーをもどします。

大事なのは、右ウインカーを出すことです。
実際にはまっすぐに出発するんですが、路肩に止めてある車が発進するときは、タクシーでも右ウインカーを出すはずです。
必ずこれは実行してください。
現に私の前の受験生がこれを忘れ、試験官に指摘されていました。

さて、乗り込む前から出発までのポイントを見てきました。
どうですか?たった1~2分程度でもこれだけの作業が必要です。
実際になれてしまえば、なんてことなくできるのですが、いざ実行しようと思ってもなかなかできないものです。
なお、これは大型免許、そして新設される中型免許に関しても同じです。
試験は、減点方式で採点されます。
実際には、できたと思っていたことができてなくて減点されると言うことは必ずあります。
なので、最低限このページに書かれたポイントは注意して実行してみてください。

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