免許取り消しまで 違反から罰金の支払い

違反をしてから、免許取り消しになるまでの過程を紹介します。取り消しになるような違反をしても、すぐに免許取り消しになるわけではありません。

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免許取り消しまで 違反から罰金の支払い

Last update 2011/06/08 15:48

 

 

免許取り消しに該当する違反をした場合、もしくは、違反を重ねて免許取り消しに該当する累積点数になってしまった場合、どのような順序を経て免許取り消しになるのでしょうか?

違反当日

免許取り消しに該当する違反は、飲酒運転、無免許運転(免停期間の運転も含む)、悪質な事故を起こした場合になりますが、それ以外にも違反点数が免許取り消しに該当する点数まで累積がたまった場合になります。
詳しくは、免停と免許取消の点数についてに記述してあります。

飲酒運転・無免許運転・悪質な事故の場合は、そのままパトカーに乗せられて、地域の警察署に向かうことになります。
このときは、手錠をかけられることもありますが、「あなたを逃げないと信じて手錠はしないから」など言われて、実際には手錠をはめられることは少ないと思います。

警察署に到着すると、交通課の部屋の隅のソファーでいろいろな取り調べ(?)というか質問等を受けます。
「なんであんなことしたの?」とか。
それと、そのまま帰されことはなく、調書に身元引受人のサインが必要になるので、両親や配偶者といった同居の親族を呼び出すことになります。
また、身元引受人のサインがないと警察署から出してもらえません。

このとき、電話をかけるのは違反をした本人であることが多いので、非常に精神的にしんどい経験をしなくてはなりません。

交通裁判所

さて、この時点ではまだ免許取り消しではありません。
続いて、違反に対する罰金を支払う必要があります。
罰金については、それ一回で免許取り消しに該当する違反(飲酒・無免許・悪質な事故)や免許停止(6点以上)に該当する違反を行った場合に課せられます。
※ 軽微な違反(駐車違反等)は、反則金と呼ばれ、納めた時点で処罰は終了されます
支払う場所は、住んでいる地域の交通裁判所。
神奈川県だと平塚にある、簡易裁判所になります。


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事故を起こしてから数日中に、「平塚簡易裁判所にきてください」というような通知がきます。
時間も指定されています。
どの簡易裁判所も多少なりとも駐車場があるんですけれど、当日来る人は30人ぐらいにもふくれあがるので、車で来るのはやめた方がいいです。

まず、簡易裁判所に着くと、受付に申し出て、指図された部屋にいき、書類を渡すと部屋の前の廊下の椅子で待たされます。
部屋はいくつかあって、それぞれ部屋の前の廊下には腰掛けるための椅子が並べています。
平塚簡易裁判所の場合は、2階になります。

自分の番が来ると、違反内容に相違はないか聞かれます(確か)。
これが終わると、他に一回り大きい教室のような場所があるので、そこで待機するよう指示されます。
この教室のような場所には、同じように違反内容に間違いがないか確認が終わった人たちが待っているんですけれど、けっこう殺伐としてぴりぴりした空気が流れています・・・
ほとんどが男性ですね。
女性は、10人中1~2人ってとこでしょうか。
男性は、若者から老人まで多種多様。まさにバラバラ。

全員の確認が終了すると、1階の受付の前あたりに集まって、1人ずつ名前を呼ばれ、罰金の額が言い渡されます。
速度違反でここにきたのは2回目といっていた男性は、30万を言い渡されていました。
だいたい数万~30万程度だと思いますが、人身事故で相手が死亡してしまった場合なんかは50万円ほどになる場合もあるようです。

額が額だけに分割や後払いのような気がしますが、実は税金と一緒で、その日に払わなければなりません。
この後、自由時間というかお金をおろしてくる時間が与えられるので、近くのコンビニ等のATMでお金をおろしてきます。
なお、どうしても払えない人は、このまま居残りになります。

罰金が払えない場合は?

自分で事業を興している人ならわかると思うんですけれど、確定申告をした場合、所得税は一括で(基本的には)その日に支払わなくてはなりません。
罰金も同じように、その場で支払わなきゃいけないんですけれど、額が額だけに全員がすぐに支払えるわけではないでしょう。
意外と支払えない。という人は多かったような気がします。
その場合は、その場に残るよう指示されます。

このあと何をいわれたのかはわかりませんが、おそらく、日当○○円での交通整理なんじゃないかなぁ。と。
カネがない 罰金なんとかならない?
"右罰金を完納できないときは金5千円を1日に換算した期間被告人を労役場に留置する"

参考ページ

 
 
 
 

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